小さい頃から人気店を見つけると、なんでこの店は売れているのだろう、なんで流行っているのかなと考えるのが癖になっているような子どもでした。経営への興味は大学進学のタイミングでも変わらず、経済学部経営学科に入り、マーケティングや商品開発などを学びました。就職先もその流れで探していたところ、コングロマリット経営の当社に出会いました。多種多様な事業を行って、どんどん新しいことに挑戦する姿勢を見て、自分も携わりたいと入社を決めました。

もともと自分自身で営業は向いていないのではないかと思っていたので、管理部門募集へエントリーしたこともあり、最初は経理会計室へ配属となりました。経理は専門的なイメージがあったので多少の驚きもありましたが、やってみたらおもしろくて、より詳しい知識を得たいと考え資格も取得しました。当社の経理は一般的なイメージと少し違い、もちろん経費精算などの基礎業務もありますが、改善業務を重視しています。どうしたら業務が効率化されて生産性を上げられ、利益を増やせるかを考え、プロジェクトチームを作って実行します。私はグループ企業がたくさんある当社の強みを生かした、各社の経理を統一化するシェアードサービス化チームの一員として尽力しました。若手でも経験させてもらえたのは、本当にありがたかったです。

当社には様々なジョブローテーションがあり、私も入社4年目の今年から、営業推進室で法人向けの営業に携わっています。入社前は営業が不向きという自己評価でしたが、入ってから一度は経験しておいたほうが自分のためになりそうだと思うようになっていました。さらに、私は将来独立したいという夢を公言して入社した経緯があり、それなら法人営業も経験しておくべきと勧めていただき、新たなステージへと進むことになりました。ちゃんと面接や入社時の話を覚えていてくれて、それに基づいて成長させてくれる。個人をとても大切に考えてくれているなと改めて感じました。

今は法人向けの営業として新しい提携先を探したり、新しい企画を立案する仕事を担当しています。上司からも常に新しいものを探せとアドバイスを受けていますし、考えて生み出す仕事は本当に楽しいです。電車に乗っている時も広告を見て提携先候補を探したり、ここにどんな広告を載せたら依頼してくれるかなとか、考える習慣ができました。新しい企画は失敗したらという不安もありますが、最終的には上司が責任を持って対応してくれることが伝統になっているので、もちろん担当として精一杯行い結果を意識しつつも、自由な発想が生まれてきやすい環境があるのだと思います。

繰り返しになりますが、やはりコングロマリット経営が大きな魅力だと思います。それこそ、向上心はあるけどまだ何がしたいか決められない人、逆にやりたいことが多すぎて迷っている人に入社してもらえれば、当社はいろいろな可能性に溢れています。いつもなにか新しい業種や企画ができないかと考えている会社で、伝統を大切にしつつも効率化や新たな可能性に常に目を凝らしています。例えば、若手が新たなアイデアを口にした時頭ごなしに否定せず、まずはいいじゃんとなるような会社はそんなにないと思います。なので、今自分がやりたいことが見つかっていなくても成長したい、チャレンジしたいと動き出せれば、自分の気づかない長所ややりたいことに気付ける可能性が高い会社です。