創業の精神を原点に、暮らしの伴走者として価値を届け続ける
株式会社ナックは、1971年、創業者・西山由之(現・名誉会長)が東京都町田市でダスキンのフランチャイズ加盟店として清掃用品のレンタル業を始めたことから、その歩みをスタートしました。
フランチャイズビジネスにおいては、一定の規模に達すると安定を優先し成長を止めるケースも少なくありません。しかし当社は、事業を通じて社会により大きく貢献することを目指し、得られた利益を次の成長に再投資しながら営業エリアを拡大してまいりました。
国内の雇用拡大に寄与することも、企業として果たすべき重要な役割であると考えてきたからです。
こうした創業の精神を礎に、当社は事業開始当初から一貫して「暮らし」と「住まい」を軸に事業を展開してきました。
1988年には害虫駆除器「ウィズ」、2002年には宅配水「クリクラ」といった自社ブランド事業を立ち上げ、いずれも多くのお客様にご利用いただいています。さらに、全国のビルダー・工務店を支援する建築コンサルティング事業、注文住宅の建築請負・分譲住宅販売などの住宅事業、美容・健康分野における自社開発商品の直販・卸売など、事業領域を広げてまいりました。これらすべての事業に共通しているのは、人々の「暮らし」と「住まい」に深く関わっているという点です。
当社は、複数の異業種を組み合わせて展開する多角化経営により事業を運営しており、定期契約を中心としたストックビジネスによる安定した収益基盤のもと、足腰の強い経営を実現しています。その中核となる強みの一つが、約90万件に及ぶ定期顧客を中心とした安定した顧客基盤です。スポット取引を含めると、当社グループは約130万件のお客様と接点を持ち、定期訪問によるリピート商品に加え、多様なクロスセル商品・サービスを提供しています。
こうした顧客基盤を礎に、当社は長期ビジョンにおいて「ミリオンカスタマー(100万件)」の実現を成長目標として掲げています。現状の約90万件の定期顧客を今後さらに拡大していくため、既存事業のサービス品質向上に加え、お客様のライフステージや価値観の変化に即した商品・サービスの拡充、新たな提供モデルの構築に取り組んでまいります。
既存顧客との継続的な関係性を深めながら、一人ひとりのお客様にとっての提供価値を高めることで、顧客数の拡大と顧客満足度の向上を両立させ、結果として企業価値の持続的な向上につなげていく考えです。「ミリオンカスタマー」は単なる数量目標ではなく、より多くのお客様の暮らしに寄り添い、信頼され、選ばれ続ける企業であることの証であると私たちは捉えています。
もう一つの強みは、市場やお客様の変化をいち早く捉え、求められるサービスを形にできる点にあります。定期的な訪問によるFace to Faceのコミュニケーションを通じて、お客様の関心事や潜在的なニーズを敏感に察知できる「ラストワンマイル(最終消費者との接点)」こそが、ナックグループの競争力の源泉です。お客様のライフステージの変化に寄り添いながら、新たなニーズに継続的に応え続けていくことが可能なビジネスモデルを構築しています。
これまでの時代はもとより、これからの時代においても、ナックに求められる役割は、常にお客様の生活に寄り添う「暮らしの伴走者」であることだと考えています。物質的な豊かさだけでなく、精神的な満足感や健康的な生活につながる商品・サービス・情報を提供し続けることが、私たちの使命です。お客様が何に困り、何を求めているのかを先読みし、時代の変化を的確に捉え、新たな事業やサービスとして具現化していくことこそが、ナックグループの価値創造の本質です。
創業の精神を受け継ぎながら、これからも「暮らしのお役立ち企業」として社会に必要とされ続ける企業であるために、ナックグループは挑戦を続けてまいります。