中期経営計画

経営基本方針

当社は創業以来一貫して「顧客第一主義」をモットーに、常に良質の商品・サービスの提供を通じ広く社会に貢献する企業を目指してまいりました。

環境に対する意識や健康志向が一層の高まりを見せている中、顧客の幅広いニーズに応え生活やオフィスのより良い環境を実現するサービスを提供することが、当社の使命であり社会貢献であると考えております。

幅広い分野で質の高いサービスを提供できる体制をさらに充実させ、収益の拡大を図りながら当社の強みが発揮できる新規事業にも果敢に挑戦し、株主価値の増大に取り組んでまいります。また、株主、投資家の皆様に対して会社情報の適時開示を徹底することにより透明性の高い経営を目指してまいります。

経営指標

当社では、更なる成長を目指し、「連結売上高」の拡大を図るとともに、株主利益重視の観点から、「株主資本利益率(ROE)」を高水準に維持していくことを重要な経営目標としております。

5ヶ年中期経営計画(2021年3月期~2025年3月期)

基本戦略

当社グループは、創業の事業であるレンタル事業を中心に、クリクラ事業、建築コンサルティング事業、住宅事業、美容・健康事業の5つの事業体制のもと、創業時からの基本戦略である「コングロマリット(複合的異種混成型)企業」の基盤を築いてまいりました。しかしながら、足下では新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の影響により景気が落ち込み先行き不透明な中、国内市場規模は少子高齢化及び訪日客の減少を受けて今後縮小していくことが見込まれ、当社グループが属する各市場においても競争激化することが予想されます。このような環境の中、当社グループは、以下の事項を今後の事業展開における主要な課題として認識し、新しい価値の創造と価値あるサービス提供を通じ持続的な発展を目指します。

中期経営計画サマリー(最終年度売上高目標)

売上高 2025年3月期計画
(百万円)
2020年3月期実績※
(百万円)
増減率
クリクラ事業 20,000 13,375 +49.5%
レンタル事業 17,000 14,808 +14.7%
建築コンサルティング事業 13,000 5,251 +147.6%
住宅事業 11,000 10,975 +0.2%
美容・健康事業 11,000 8,764 +25.5%
新規事業・M&A 3,000
消去調整 他 ▲80
合計 75,000 53,097 +41.2%

※2020年5月にレオハウスの全株式を譲渡しており、2020年3月期の同社の実績は比較のために除外

中期経営計画サマリー(最終年度営業利益目標)

売上高 2025年3月期計画
(百万円)
2020年3月期実績※
(百万円)
増減率
クリクラ事業 2,100
(10.5%)
1,030
(7.7%)
+103.7%
(+2.8pt)
レンタル事業 2,000
(11.8%)
1,844
(12.5%)
+8.42%
(▲0.7pt)
建築コンサルティング事業 1,600
(12.3%)
730
(13.9%)
+119.0%
(▲1.6pt)
住宅事業 300
(2.7%)
▲187
(▲1.7%)

(+4.4pt)
美容・健康事業 500
(4.5%)
125
(1.4%)
+298.3%
(+3.1pt)
全社費用等
(新規事業・M&Aを含む)
▲1,500 ▲1,067
合計 5,000
(6.7%)
2,476
(4.7%)
+101.9%
(+2.0pt)

※2020年5月にレオハウスの全株式を譲渡しており、2020年3月期の同社の実績は比較のために除外

セグメント別計画

クリクラ事業

  • 生産性向上を目的としたシステムインフラ、CrePF(クリクラプラットフォーム)の構築
  • フランチャイズ制度改革により加盟店施策の強化
  • 基礎顧客軒数の拡大のため、商業施設等での催事営業やテレアポ営業を積極化
  • 自社製次亜塩素酸水溶液を利用した空間除菌消臭サービスZiACO(ジアコ)の事業化
  • 新サービス、新サーバー開発(炭酸サーバー・浄水サーバー)
  • 業界再編を機に積極的なM&Aを実施

レンタル事業

  • ダスキン事業では、2018年の第三者割当の調達資金を原資にケアサービス及びヘルスレント出店を継続。加えて、ダストコントロール商品の家庭用市場への営業と、ダスキン加盟店のM&Aを推進
  • 「with(ウィズ)」を主力とする害虫駆除事業では、除菌・衛生分野の新商品を積極的に取り入れ事業を拡大
  • アーネストでは既存ビルメン事業に内装設備工事等を手掛ける新部門を設立

建築コンサルティング事業

  • DX※による非対面型適正価格住宅供給プラットフォームの構築
  • 工務店の価値最大化を図る新たなソリューションの提供
  • ナックスマートエネルギーは再生可能エネルギー普及のためのエコシステムの確立
  • エースホームは建築コンサルティング事業との協働により地場工務店の活性化

    ※DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することをいう

住宅事業

  • 2021年4月を効力発生日としてジェイウッドが国木ハウスを吸収合併、経営資源を集中し経営の効率化を図るとともに、両者の強みを生かした事業を展開
  • ケイディアイでは首都圏の戸建、土地分譲、注文住宅に加え新たな事業展開を検討

美容・健康事業

  • JIMOSでは既存ブランドでの新商品投入と、新ブランドの取扱開始で事業拡大を図る2020年12月よりメイドインジャパンのスキンケア&ベースメイクブランド「SINN PURETÉ(シンピュルテ)」の取扱いを開始
  • ベルエアーでは、従来の販売方式に加えて、新たにEC販売を開始、顧客層の拡大を図る
5ヶ年中期経営計画(2021年3月期~2025年3月期)(PDF:1,885KB)2020年10月30日時点