家事分担に関する調査

「いい夫婦」でいるための家事分担に関する調査
共働き主婦の約 65%が「いい夫婦」と回答。夫の家事分担割合も高い結果に

最終更新日:2024年11月14日

調査サマリー

11月22日の「いい夫婦の日」にちなみ、フルタイムで働く共働き主婦を対象に「家事分担」に関する調査を実施しました。共働き夫婦が増え続けるなか、お互いを支え合う「いい夫婦」でいるためには、どちらかに負担が偏らないようにすることが大切です。本調査では、自分たちを「いい夫婦」と感じている妻ほど、夫と家事を分担していることが明らかになりました。

  1. 共働き主婦の約 65%が、自分たちは「いい夫婦」だと感じている
  2. 夫に家事を 3~5 割任せている共働き主婦は、家事の 8~10 割を自分で負担している主婦に比べて、自分たちを「いい夫婦」だと感じている割合が高い
  3. 夫婦の理想の家事分担割合は、妻 5 割・夫 5 割がダントツ 1 位
  4. 最も夫に手伝ってほしい家事は「掃除」
  5. 家事負担を減らすために活用したいサービスは、「ハウスクリーニング」や「家事代行」「庭のお手入れ」

調査結果

1.共働き主婦の約 65%が、自分たち夫婦は「いい夫婦」だと感じている 

いい夫婦の実感度

仕事に家事に忙しい共働き夫婦ですが、自分たち夫婦は「いい夫婦」だと思うかどうか聞いたところ、「とても思う」「やや思う」を含めて 6 割を超える結果となりました。

2.自分たちを「いい夫婦」だと思う家庭の家事分担は、夫 3 割~5 割が半数超えで夫がある程度家事を担っている結果に。一方で「いい夫婦」だと思わない家庭の家事分担は、妻 10 割~8 割が 62%。     

家事分担について 拡大して見る

共働き世帯における現在の家事分担割合を、Q1 の回答別に集計しました。その結果、自分たちを「いい夫婦」だと感じている主婦が 3~5 割ほど夫に家事を任せているのに対し、「あまりそうは思わない」「まったくそうは思わない」と回答した主婦は、家事の 10 割を自分で担っている人が約 40%もいることが分かりました。夫婦間の家事負担の偏りは、共働き主婦が自分たちを「いい夫婦」と思うか思わないかに一定の影響があるといえそうです。

3.夫婦の理想の家事分担は、妻 5 割・夫 5 割がダントツ 1 位  

理想の家事分担

フルタイムで働く共働き主婦の約 45%が、「妻 5 割・夫 5 割」の割合で家事分担を望んでいる結果となりました。Q2 によると、現在「妻 5 割・夫 5 割」の割合で家事を分担できているのは、自分たちを「いい夫婦」だと思っている人で 18.0%、「いい夫婦」だとは思っていない人で 5.0%に留まりました。フルタイムで働く以上、家事も夫婦で平等に分担したいと考える共働き主婦が多いことが分かります。

4.最も夫に手伝ってほしい家事は「掃除」   

夫に手伝ってほしい家事

家事の中でも特に夫に手伝ってほしい家事は、約 54%の「掃除」が最多となりました。やるべき箇所や頻度も多く、体力も使う「掃除」がトップになったことから、負担の大きい家事を分担したいという気持ちが読み取れます。また、掃除と同様に負担が大きく時間のかかる「料理」が約 38%を占めました。     

5.家事サービスは、ハウスクリーニングや家事代行が人気 

活用したいサービス

家事の負担を減らすために活用してみたいサービスを聞いたところ、約 42%の「ハウスクリーニング」と約 33%の「家事代行」が人気という結果になりました。Q4 の結果と同様、やはり「掃除」や「料理」の負担を減らしたい共働き妻が多いことが分かります。そのほかにも、「庭のお手入れサービス」(17.0%)や「掃除用品レンタル」(11.8%)、「宅配水・ウォーターサーバー」(9.0%)などに票が入り、まさに猫の手も借りたい、といった状況が読み取れます。

■アンケート結果より  

共働き妻の6割以上が、自分たち夫婦は「いい夫婦」だと感じている一方で、現在の夫との家事分担割合に満足している共働き主婦は少ない結果となりました。特に、家事の中でも時間や手間がかかり、体力も必要な「掃除」が、共働き主婦の大きな負担になっていることが分かりました。夫婦円満でいるためには、夫婦で家事をほどよく分担し、お互いの心と時間にゆとりを持つことが大切です。また、家事サービスをうまく活用するのも一手。外部のプロに依頼することで、家事に費やしていた時間が自由に使えるようになり、夫婦で出かけたりゆっくり過ごしたりする時間を生み出すことができます。一人で家事を抱え込まず、夫やプロをうまく頼ることが、楽しく家事をこなしていく秘訣といえそうです。

調査概要
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2024年10月21日〜10月30日
  • 対象:20代~50代の1日8時間以上働く共働きの主婦 400 名に依頼し、本調査を実施
  • ※調査結果をご紹介いただく際は、「株式会社ナック調べ」と注釈をご記載ください。

【調査に関するお問い合わせ窓口】 

株式会社ナック IR・広報室
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