【3.11 を前に】主婦 500 人を対象とした「防災意識」に関する調査
被災経験がある主婦の約 65%が「防災対策をしている」と回答
~一方で、被災経験がない主婦は約 43%に留まる~
最終更新日:2025年2月20日
調査サマリー
東日本大震災発生から 14 年目を迎える 3 月 11 日を前に、主婦を対象とした「防災意識」に関する調査を実施しました。本調査にて被災経験の有無による結果の違いを比較したところ、被災経験のある主婦は、ない主婦に比べて防災対策にかける費用が高い傾向にあることが分かりました。
- 回答者の 21.2%が「被災経験あり」、78.8%は「被災経験なし」
- 被災経験がある主婦の 65.1%が防災対策を「している」と回答。一方、被災経験がない主婦は 43.4%に留まる。
- 主婦が実際に行う防災対策トップ 3 は、「防災セットや防災バッグ」「保存水」「保存食」の用意。被災経験ありの
主婦は「家具の固定」「家族との連絡方法を決めておく」も重視
- 防災バッグの中身トップ 3 は、「飲料水」「保存食」「懐中電灯」。「マスク」や「医薬品類」「手指消毒用アルコール」
などの衛生用品も定番化
- 特に大事だと思う防災グッズトップ 3 は、「飲料水」「保存食」「現金などの貴重品類」。被災経験ありの主婦は、
「医薬品」や「洗面用具・歯ブラシなどの衛生用品」も重視
- 被災経験がない主婦が防災対策にかける合計金額は、一人あたり「3 万円未満」が 92.1%。一方、被災経験が
ある主婦のうち 23.3%は、一人あたり「3 万円以上」かけていると回答
調査結果
1.回答者の 21.2%が「被災経験あり」、78.8%が「被災経験なし」

被災経験の有無による回答の違いを調査するため、被災経験(地震や洪水などの自然災害によって避難した経験、もしくは自宅が被害を受けた経験)があるかを聞いたところ、回答者 500 人のうち 21.2%の 106 人が「被災経験あり」、78.8%の 394 人が「被災経験なし」という結果になりました。
2.被災経験がある主婦の 65.1%が防災対策を「している」と回答。一方、被災経験がない主婦は 43.4%に留まる。

被災経験がある主婦のうち、「十分にしている」「少ししている」と回答した人は 65.1%であるのに対し、被災経験がない主婦のうち「十分にしている」「少ししている」と回答した人は約 43.4%に留まりました。一方、「ほとんどしていない」の割合は、被災経験がある主婦が 8.5%であるのに対し、被災経験がない主婦は 24.9%と全体の約 4 分の 1 を占めています。
3.主婦が実際に行う防災対策トップ 3 は、「防災セットや防災バッグ」「保存水」「保存食」の用意。被災経験ありの主婦は「家具の固定」「家族との連絡方法を決めておく」も重視

被災経験の有無に関わらず、トップ 3 は「防災セットや防災バッグの用意」「保存水の用意」「保存食の用意」でした。一方、「家具の固定」「家族との連絡方法を決めておく」「緊急地震速報などの登録」「太陽光発電や蓄電池の導入」については結果の差が明確に出ました。「家具の固定」「家族との連絡方法を決めておく」は、被災経験ありの主婦の場合はランキング上位だったのに対し、被災経験なしの主婦の場合は 7 位以下となりました。被災経験ありの主婦の 9 位にランクインした「太陽光発電や蓄電池の導入」に関しては、被災経験なしの主婦の場合はランキング外でした。被災経験の有無に関わらず、何らかの防災対策をしていると回答したのは 500 人中 384 人でした。
4.防災バッグの中身トップ 3 は、「飲料水」「保存食」「懐中電灯」。「マスク」や「医薬品類」「手指消毒用アルコール」などの衛生用品も定番化

Q3 で何らかの防災対策をしていると回答した 384 人に“防災バッグに入れているもの”を聞いたところ、被災経験の有無に関わらず、トップ 3 は「飲料水」「保存食」「懐中電灯」でした。また、コロナ禍の影響か、「マスク」「ウェットティッシュや手指消毒用アルコール」も上位となりました。また、「防災ヘルメット/頭巾」「ウォータータンク」「水のいらないシャンプー」「現金・健康保険証のコピーなど貴重品類」はランキング外となりました。被災経験の有無による大きな違いはありませんが、被災経験ありの主婦で 8 位にランクインした「携帯ラジオ」は、被災経験なしの主婦の場合はランキング外でした。
5.特に大事だと思う防災グッズトップ 3 は、「飲料水」「保存食」「現金などの貴重品類」。被災経験ありの主婦は、「医薬品」や「洗面用具・歯ブラシなどの衛生用品」も重視

Q3 で何らかの防災対策をしていると回答した 384 人に“特に大事だと思う防災グッズ”を 3 つ聞いたところ、被災経験の有無に関わらず、「飲料水」「保存食」「現金・健康保険証のコピーなど貴重品類」がトップ 3 となりました。被災経験の有無による違いとしては、被災経験ありの主婦は「絆創膏、常備薬などの医薬品類」「洗面用具・歯ブラシなどの衛生用品」が上位となり、より避難所等での具体的な生活を意識していることがうかがえます。
6.被災経験がない主婦が防災対策※にかける合計金額は、一人あたり「3 万円未満」が 92.1%。一方、被災経験がある主婦のうち 23.3%は、一人あたり「3 万円以上」かけていると回答

Q3 で何らかの防災対策をしていると回答した 384 人に“防災対策として、合計で一人あたりいくらの費用をかけているか”を聞いたところ、被災経験がない主婦のうち一人あたり「3 万円未満」の人は約 92.1%いるのに対し、被災経験がある主婦においては約 76.6%に留まりました。一方で、被災経験がある主婦の約 23.3%は一人あたり「3万円以上」、約 14.8%は一人あたり「10 万円以上」かけていることが分かり、被災経験がない主婦と比較してプラスアルファの費用をかけていることが見て取れます。
■宅配水を利用した水のローリングストック
本調査の「主婦が実際に行う防災対策」や「防災バッグの中身」「特に大事だと思う防災グッズ」において「飲料水」が 1 位にランクインしたことから、水は防災対策の基本として最も重要視されていることが分かりました。水の備蓄方法としておすすめなのが、使いながら備蓄する「ローリングストック」です。宅配水の「クリクラ」は、安心・安全なおいしいお水をご家庭やオフィスに直接お届けしています。クリクラボトル(1 本 12 リットル)を普段から常に 3 本備蓄しておくことで、4 人家族が 3 日間過ごせる分の水を自宅に確保することができるので、ローリングストックにもおすすめです。自社開発のウォーターサーバーは停電時でも常温水が出るため、災害時の使用にも適しています。
【調査に関するお問い合わせ窓口】
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